
■鼻から内視鏡(経鼻内視鏡)
鼻からの内視鏡検査をご存知ですか?
胃の内視鏡検査は、口からだけでなく、鼻からも行えます。当クリニックでは、経鼻内視鏡検査をおすすめしております。
最も経鼻内視鏡検査を受けていただきたい方は、以前に口からの内視鏡検査を受けて「おぇー」となり、もう二度とやりたくないと考えている方です。
経鼻内視鏡検査は、吐き気が起きにくく、もう二度とやりたくないと考えていた方の90%以上が、「鼻からならまた受けてもいい」と回答しています。
鼻から内視鏡の特徴
- 1)苦痛が少ない
鼻にスムースに挿入できる内視鏡は、直径約5mmの細さです。
- 検査中の苦痛が少ないので、強い麻酔をかける必要もありません。
- 2)吐き気が起きにくい
内視鏡が舌のつけ根を通らず、のどに触れることもないため、吐き気や不快感をほとんど感じません。
- 3)会話ができる
質問をしたいときや気分を告げたいときに、医師と自由にお話しできるので安心です。
鼻から内視鏡の構造
- 1)先端部約5mmの極細内視鏡
- 内視鏡は先端部が約5mmという細さです。
- これは鉛筆より細い太さです。
- 2)診断に必要な機能が充実
- 2mmの処置用具「鉗子口」を備えています。
- 胃液の吸引や組織採取なども行えます。
- 3)高画質の観察画像
- 超小型のCCDを搭載しているため、医師は通常の内視鏡と同等の高画質で観察が行えます。
鼻から内視鏡検査の流れ
- 1)検査前日
- 夕食は軽めに摂り、21時以降の飲食(水を除く)は避け、早めの就寝を心がけましょう。
- ※採血等の事前検査が必要な場合もあります。
- 2)検査当日の朝
- 飲食(水を除く)、喫煙、薬の摂取は避けてください。
- ※常用薬を服用されている方は、事前に医師にご相談ください。
- 3)検査前の準備
- 胃の中をきれいにするため、白い液体の薬(消泡剤)を飲みます。
- 4)鼻の麻酔
- 検査室に移動後、鼻の中に麻酔をします。
- 5)内視鏡検査
- 医師がモニターに映るおなかの中をすみずみまで観察します。
- 検査時間は3分〜10分程度です。
- 6)検査後
- 検査が終わったら身支度を整え、少し休んでください。
- 気分や体調がすぐれないときは、すぐに医師に伝えましょう。
ご注意
- 1)
- 鼻腔や患者様の容態によっては、鼻からの挿入が難しい場合もあります。
- 2)
- 経鼻内視鏡は非常に細いため、処置には適さない場合もあります。
- 詳しくは、当クリニックまでご相談下さい。