にんにく注射のイメージ写真

名前の由来は、注射の主成分であるビタミンB1に含まれる硫化アリルがニンニク臭の元となることから、にんにく注射と呼ばれるようになりました。
私たちの主なエネルギー源の一つに糖質がありますが、糖質が体内で水と二酸化炭素に分解される過程でエネルギーが生まれます。ビタミンB1はこの糖質の分解に深く関わっており、補酵素として活躍します。
このため、ビタミンB1が不足すると糖質の代謝がうまくいかなくなり、慢性疲労・倦怠感・食欲不振などを感じるようになります。
また、アルコールをよく摂取される方は、アルコールの代謝が分解酵素のみでは処理しきれず、ビタミンB1を消費し分解されるようになるため(ミクロソーム・エタノール酸化系)不足しがちです。
にんにく注射は、先ほどの慢性疲労・倦怠感・食欲不振などの症状の他に、肩こりや肌荒れなどにも効果があるといわれています。
ビタミンB1は水溶性ビタミンに属しますが、これは多く摂取しても体内に留まらず排泄されてしまうため、毎日必要量を摂取することが重要です。
このため、持続的な効果を期待される方は、定期的な注射をお勧めします。